例)広島平和記念資料館の「スケッチ&多国語で証言を閲覧するシステム」や、被爆者体験の「バーチャル・ミュージアム」。⌒η~(∵~{Wikileaks事件もか?


それらは、暴力の瞬間≫帰結が‥時間をこえて、どんな波紋をのこしているのか伝えてくれる‥といいます。暴力による死は(1)何世代にも渡る希望の破壊と、(2)成長や養育の歳月‥(3)個人の経験や記憶の破壊を意味します。

しかし、こうした理解には「苦痛」と「困難」が伴(tomona)うと云われます。
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7)どう暴力に耳を傾けられるか
‥まなざしを向けられるか?

岡真理のテキスト「他者の言語」によれば‥(特に)暴力の記憶を伝えようとする時に、すれ違いがおこるといいます。

岡は「軍事性暴力」をテーマに、生存者の証言を検証しながら‥その「不完全で―ためらいがちな証言(沈黙に満ちた証言)」に触れます。

また、対照的に犠牲者がその苦難を「よどみなく・ためらいもなく*」語るときに、思わず聞き手の方が、ある種の違和感や懐疑心(うたぐり)を覚えることがある‥といいます。/*どうして,この人たちは,これほど恐ろしい出来事を,おだやかに語れるのか‥等.

岡はそれを「暴力が言葉を超越している=暴力(記憶)に表現のおよばぬ状態」が、生存者を口ごもらせる。‥また、聞き手がその想像力を使って「犠牲者の経験を(脳裏で)再生」するとき、共鳴&ためらいも生じている*‥からだと説明します。*λ~(∵~{意訳してます.

そのような沈黙(語りえない辛さ)は、ときに生存者を「追放者」にもします。‥つまり、聞き手にも「沈黙を理解する=聞く準備」が必要‥ということになります。

また、このような準備は「戦争メモリアル(負の記念碑)」を訪れる時も必要‥といいます。なぜ、こんな記念碑があるのか?…λ~(∵~{摩文仁の碑群~平和の礎って,何が何だか解らなかった≫先に,下調べをして「確認」も兼ねて、出掛けりゃ‥よかった的な。

⌒η~(∵~{Last~残りp.313からは、再びあちこち「まるまる書写」で進みます。

‥暴力は、そのメッセージを受け止める能力をもった聞き手(見る人)がいて初めて伝達可能であり、‥そうした能力を獲得するには「時間と努力」がいる。とりわけ、大きな歴史の物語―戦争の過程と原因についての記述―と、人間の経験についての小さな個人的物語―との間を往復しながら、大きな出来事や、個人の苦痛が絡みあっている「複雑なあり方」について、私たちの理解を深めていく能力が求められる。

傷ついた身体のグロテスクな形から目をそむけず、無遠慮な覗き趣味や、嫌悪感を抱いて‥それらを見つめることもなく、暴力のイメージにまなざしを向ける作業に‥備える必要がある。

過去と現在を理解するには、損なわれ、破壊された身体に敬意をもったまなざしを向け‥その身体の中で、生まれて、育って、死んだ、喜びや悲しみ‥愛や恐れ、希望や夢のすべてを「想起」し、あるいは()想像するという‥非常に困難な作業がともなう。

「これが戦争である」という単純な真理にまなざしを向け、見つめること。(翻訳者:伊藤 茂)

⌒η~(∵~{勉強になりました/勝手に意訳も取り入れて,ごめんなさい!